ホイールの使い分け。アルミクリンチャーかカーボンディープか。FFWD F6R vs Fulcrum Racing Zero
現在所有している、レースで使えるレベルのホイールとしては下記の2つ。
・カーボンディープなFFWDのF6R
・アルミクリンチャーなFulcrum Racing Zero(ナローリムの方)
それぞれVittoria Corsa G+を履いて、使い分けを模索中です。
スペック的にはF6R一択な気もするけれど、そうじゃない気もする。ので、自分の考えをまとめる意味も込めてブログに。
まずはカタログスペックの比較
ホイール重量とリムハイト
・FFWD F6R:1,350g 60mm
・Fulcrum Racing Zero:1,438g F:24mm, R:30mm
カタログスペック的にはF6Rの方が軽い。ただ、ホイールバランス(F6Rは精度が悪い!)で前後+20gは足しているので、その差は70gぐらい。
ここに、タイヤ+チューブも加えると、Corsa G+のチューブラーは23cで265g、クリンチャーで240g。クリンチャーはチューブの79gを追加するので、前後でチューブラーより108g重い。
よって、F6Rの方がRacing Zeroより約180g重い事になるな。あ、リムテープとバルブエクステンダーも考えると、150gぐらいかな。
”同じホイール重量でも、リム重量が軽いほど、走りも軽い。”かつ、”リム重量が同じであるならば、リムハイトが高いほど外周は軽くなる。”と言われていることから、軽いのはF6Rなのでしょう。
カタログスペック的には、カーボンディープなF6Rの圧勝なはず。でも、乗ってるフィーリングは違うんだよねぇ。。。(レーシングゼロを履いている時の方が、調子が良い。)
お値段(定価)
FFWD F6R:約18万円(今、代理店サイトには掲載されてないっぽい。)
Fulcrum Racing Zero:約12万円
意外と変わらないね。
海外通販を使えば、安い時でF6Rは10万円弱、レーゼロは7万円弱。
個人的には、チーム名を使わせてもらってレースに出させていただいているので、安いからって海外から買ってくるのは無しだけど。(海外通販で買うなら、落車しても自分で治すor落車したら捨てるつもりで買うべき。)
約1年間悩み続けた結果
使い分けは下記のような感じになってる。
- 幕張クリテや鴨川クリテのような、細かいコーナーが連続するクリテリウム→Racing Zero。立ち上がりの反応は圧倒的にRacing Zeroの方が良い。
- 宇都宮クリテや那須塩原クリテのような、ドストレートなクリテリウム→F6R。速度が乗った状態からのスプリントは断然F6R。
- 広島や石川のような、下りがテクニカルなロードレース→Racing Zero。どんなにのぼりで頑張っても、下りで順位を下げたら意味が無い。ので、使い勝手の良い、ローハイトアルミホイールが良いかな。あと、F6Rの60mmハイトはコーナーでハンドルが取られて怖い。
- 群馬や修善寺のような、下りがテクニカルじゃないロードレース→F6R。軽くてエアロなF6Rの方が良いでしょう。ただ、アタックが頻発するような展開や、登りスプリントになりそうな雰囲気なら、Racing Zeroの方が良い。と思ってる。
なので、基本、Racing Zeroで良いんじゃないかってなってる。。。
要素別に比べてみると
今のところ、印象はこんな感じ。
- アタック反応→Racing Zero
- 巡航→F6R
- ヒルクライム→変わらない
- ダウンヒル(まっすぐ)→F6R
- ダウンヒル(テクニカル)→Racing Zero(バイクコントロール上手いならF6R。)
- ブレーキング→Racing Zero
- コーナリング→Racing Zero
- 操作感→Racing Zero
- 立ち上がり→Racing Zero
- ウェット→Racing Zero
- 低速からのスプリント→Racing Zero
- 速度乗り切った状態からのスプリント→F6R
まとめ。
自分が実業団やJCRC等のロードレースに出る場合においては、基本的にRacing Zeroをチョイスする事が多くなる感じ。
あと、今年のツールを見てて思ったけど、平坦に分類されるコースレイアウトでも、多くの選手はミドルハイトまでのホイールを履いてる。
ワールドプロツアー選手ですら、ロードレースでミドルハイトなのに、我々のような貧脚なアマチュアライダーに、カーボンディープホイールなんて必要だろうか??
レーシングゼロやシャマル(両方がベスト?)がベストバイじゃないだろうか。
という事で、レーゼロナイトとシャマルミレが欲しい。。。←